ウェブ解析士の資格を取得して大きく変わった1年でした。

ウェブ解析士イメージ| 葛飾区の戦略的ウェブ制作工房エル・タジェールで使用
Intelligence (BI) and business analytics (BA), data analysis concept. Businessman working on laptop in office with financial graph, analytic dashboard, digital marketing, stock market report

年末となりましたので、戦略的ウェブ制作工房エル・タジェールもこの1年を振り返ります。

これは「WACA Advent Calendar 2024」の15日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/10366
昨日は、遠藤聡さんでした。

はじめに

2024年は私にとって、ウェブ解析士の資格を取得したことで大きく成長した1年でした。これまでウェブ制作者としてHTML、CSS、JavaScriptを駆使してきた中で、私は常に「良いウェブサイトを作る」ことに集中していました。しかし、ウェブ解析士としての知識を得ることで、私の視点は大きく変わりました。今では、作ることが楽しいという感覚に加え、マーケットインの視点を取り入れることで、より効果的で、ビジネス成果を上げるサイト作りを目指しています。

この記事では、ウェブ解析士の資格を取得したことでどのように自分が変わったのか、そしてそのスキルをどのように今後活かしていくかについてまとめていきます。

1. ウェブ解析士資格取得の経緯とその影響

1.1 プロダクトインからマーケットインへの転換

私はこれまで、ウェブ制作において「良いデザインを作る」「機能的に優れたサイトを作る」といった制作者の視点での作業に没頭してきました。確かに、制作物として満足のいくものが出来上がることに喜びを感じていたのですが、ウェブ解析士の資格取得を通じて、私は自分の思考の枠を広げることができました。それは、単に「良いサイト」を作るのではなく、顧客が何を求めているのか市場での競争にどう立ち向かうのかという視点を取り入れることが重要だと気づいたからです。

ウェブ解析士として学んだことは、単なるウェブ制作の技術にとどまらず、データに基づく意思決定の重要性を教えてくれました。サイト制作後のユーザー行動の分析や、サイトがどのようにビジネスの成果を上げるかに焦点を当てることが、今後のウェブ制作において欠かせない要素であると実感しています。

1.2 学びの過程とスキルの習得

ウェブ解析士としての学びは、ただ資格を取得することにとどまりませんでした。実際に、Google Analytics 4(GA4)やGoogle Search Console(GSC)を駆使して、データ解析効果測定を日常的に行うようになりました。これにより、ユーザー行動の背後にある意味や、ビジネスにどう繋がるかを理解する力が養われました。

JavaScriptを使ってウェブサイトを構築してきた経験は、解析ツールの操作にも活かされています。例えば、Googleタグマネージャーを使って特定のユーザー行動をトラッキングする際、その設定やカスタマイズがスムーズに行えるようになりました。これまでのウェブ制作の技術が、解析の現場でも役立っていることに自信を持っています。

1.3 ウェブ解析士会議での出会い

私が学びを深めるきっかけとなったのは、2024年9月に開催されたウェブ解析士会議でした。これまではオンライン上でしか知り得なかった解析士の仲間や、第一線で活躍する専門家と実際に会って話すことができたことは非常に大きな刺激となりました。特に、才流の栗原康太さんのコンテンツマーケティングに関するセッションは印象深く、以来、才流サイトの記事を毎日熟読しています。この学びが、私のマーケティング思考をさらに強化してくれました。

ウェブ解析士会議写真
ウェブ解析士会議の様子

2. ウェブ解析士としての新たなアプローチ

2.1 顧客中心のウェブサイト作り

ウェブ解析士として、私が最も重視するのは「顧客のビジネス成果を上げる」ことです。単に見た目が良いサイトを作るのではなく、クライアントの目標達成に貢献するサイト作りを目指しています。これを実現するためには、まず徹底したヒアリング市場調査が欠かせません。クライアントが抱える課題や目指しているビジネスゴールを理解することで、競合分析業界トレンドを反映させたサイトを提案できるようになります。

2.2 データ分析を活用した改善提案

ウェブサイトを作成した後も、私たちの仕事は終わりません。GA4GSCを活用し、サイト公開後のデータをもとに、ユーザー行動の変化やサイトのパフォーマンスを常にモニタリングしています。その結果を元に、改善策を提案し、サイトがより効果的にビジネス成果を上げるために最適化を続けています。

例えば、アクセス数が少ないページに対しては、SEO対策を強化したり、コンテンツを見直したりする提案を行います。離脱率が高いページに関しては、ユーザーが直感的に使いやすいようにデザインやナビゲーションを改善する施策を打ちます。ウェブサイトは公開後も継続的な改善が必要だと認識しており、そのためのデータドリブンなアプローチを重視しています。

2.3 成果を上げるウェブ制作を目指して

私が目指すのは、ウェブサイトが単なる情報発信の場ではなく、クライアントのビジネスに真の成果をもたらす資産となることです。デザインやコンテンツ、ユーザーエクスペリエンスだけではなく、データ解析戦略的な改善を通じて、サイトがどれだけビジネス成果に繋がっているのかを常に測定・改善し、最適化していくことが重要です。

3. 来年の目標と挑戦

3.1 スキルの深化と知識の拡充

来年は、ウェブ解析士としてさらにスキルを深化させ、より高度な解析技術を習得していきます。具体的には、A/Bテストユーザビリティテストなど、さらに高度なデータ解析を実施し、より深いインサイトを提供できるようになりたいと考えています。これにより、クライアントのニーズに合わせた最適なサイト改善が可能となり、ビジネス成果をさらに高めることができると確信しています。

3.2 コンテンツマーケティングの強化

コンテンツマーケティングに関しては、さらに深い知識を身につけ、顧客の課題解決に繋がるコンテンツを提供していきます。特に、顧客が求める情報を提供し、ユーザーとの関係性を築くことを重視しています。コンテンツ作成は、単にSEOを意識するだけでなく、ユーザーの課題に応えることが重要だという視点を大切にしていきます。

3.3 長期的なパートナーシップの構築

ウェブ制作工房エル・タジェールは、ただの一時的な制作ではなく、クライアントと長期的なパートナーシップを築いていきたいと考えています。ビジネスが成長する中で、継続的なウェブサイト改善を行うことで、顧客の目標達成を支援していきます。そのためにも、より多くのデータ分析に基づいた提案を行い、クライアントの成功を後押しできる存在でありたいです。

終わりに

今年は、ウェブ解析士の資格を取得したことで、大きく自分が変わった1年でした。来年は、このスキルをさらに伸ばし、お客様のウェブサイトがより効果的なものに変わるようお手伝いしていきたいと考えています。これからも、データ分析を駆使して、クライアントにとって価値のあるサイト作りを目指して努力を続けていきます。

あしたはコスギサヤカさんの「アクセスが少ないサイトでも Microsoft Clarity を活用するには」です。

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