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【2021年ベストバイ①】『センスは知識からはじまる』(水野学)センスに自信がないあなたに

ご依頼内容

ライティングオンリーだった私が、コーディングやデザインを始めようと思ったものの、不安だったのは「デザインのセンスがあるのか」ということでした。 なにしろ私は中学時代、クラス全員が同じ対象物を描いた時、ひとりだけ抽象画のような作品ができあがり、「ピカソ」とあだ名が付いたことがあるトラウマの持ち主です。 絵を描くことを無意識に避けてきたような人生でした。 絵が描けないので、表現方法としてライティングにこだわったと言えるのかもしれません。 とにかく、デザインセンスに不安を感じだ時、出会ったのがこの本。 著者の水野さんは、「センスとは知識の集積」と言い切ります。 そして、「まずは誰もが見たことのあるものを自分の中にストックしろ」とアドバイスしてくれました。 まず必要なのは、過去に存在していたあらゆるものを知識として蓄えることだと言うのです。 私はこの本を読んでから、ネットはもちろん、テレビ画面、電車の中吊りなど、あらゆるデザインを自分の中にストックすることを心がけています。 全部記憶に残すことはできませんが、書体やあしらいの使い方、画像やテキストの配置など、「なぜそうしたのか」を考えながらストックしています。 また水野さんは、センスの最大の敵は「思い込み」であり、思い込みを捨てて客観情報を集めることでセンスは良くなるとも。 また、知識を効率的に増やすコツとして、 ①定番やロングセラーには、センスのエッセンスがある ②今流行っているものを見ろ ③共通のルールを見つけ出せ の3つをあげています。 ライティングは文字を書いて知識を伝えるのが仕事。デザインもじつは、「知識を整理してわかりやすく伝える」という点では、ライティングと同じなのかもしれません。