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『プロセスエコノミー』(尾原和啓)でコトラーのマーケティング4.0に触れる

Twitterで話題になっていたので、読んでみました。 読後感としては、プロセスエコノミーについてぼんやりと理解できました。 精緻に計画された商品をきっちりと売る商売の仕方ではなく、ユーザーや消費者とともに、出来上がる過程を物語として組み上げる経験をし、そこに課金してもらったり最終完成品を購入してもらうビジネス、ということのようです。

モノからコト

このフレーズは、最近よく聞くようになりました。モノの機能はほぼ飽和状態になっており、人々とは「体験」や「社会に貢献する価値」を求めるようになっているというものです。 そのようなコトを求めて、人々はSNSに群がるようになりました。SNSも利用するということから、サロンのように「一緒に育てる」という点に重点が置かれるようになったのです。 そしてそのためには、企業にはブランドが、ブランドには物語や客観性、存在理由がなければならない。

マーケティング4.0

コトラーは、マーケティング1.0とは生産者志向のマーケティングマーケティング2.0は顧客志向のマーケティングマーケティング3.0はメッセージ性の強い社会志向としました。そして、テクノロジーの発達で、消費者とブランドの距離がなくなったことで、顧客の意向を瞬時に反映するマーケティングが可能となり、マーケティング4.0と呼んでいます。 おそらくこの本は、コトラーマーケティング4.0について、著者なりの解釈をなさったのだろうと思います。