Twitterで話題になっていたので、読んでみました。
読後感としては、プロセスエコノミーについてぼんやりと理解できました。
精緻に計画された商品をきっちりと売る商売の仕方ではなく、ユーザーや消費者とともに、出来上がる過程を物語として組み上げる経験をし、そこに課金してもらったり最終完成品を購入してもらうビジネス、ということのようです。
モノからコト
このフレーズは、最近よく聞くようになりました。モノの機能はほぼ飽和状態になっており、人々とは「体験」や「社会に貢献する価値」を求めるようになっているというものです。
そのようなコトを求めて、人々は
SNSに群がるようになりました。
SNSも利用するということから、サロンのように「一緒に育てる」という点に重点が置かれるようになったのです。
そしてそのためには、企業にはブランドが、ブランドには物語や客観性、存在理由がなければならない。
コトラーは、
マーケティング1.0とは生産者志向の
マーケティング、
マーケティング2.0は顧客志向の
マーケティング、
マーケティング3.0はメッセージ性の強い社会志向としました。そして、テク
ノロジーの発達で、消費者とブランドの距離がなくなったことで、顧客の意向を瞬時に反映する
マーケティングが可能となり、
マーケティング4.0と呼んでいます。
おそらくこの本は、
コトラーの
マーケティング4.0について、著者なりの解釈をなさったのだろうと思います。